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やっぱり、マンションが好き!

そう思うことってたくさんありますよね。
セキュリティ面で安心、戸建てに比べて台風にも強く、屋根が飛んだり家が壊れたりする心配がない、共用部分はいつもキレイでメンテナンスの心配がいらない……そして「助け合いのコミュニティがある」ということは、何事にも代えがたい大きなメリットです。
マンションコミュニティ研究会代表の廣田信子さんは次のように語ります。
「マンションにはたくさん人が住んでいます。ということは、たくさんの得意分野やたくさんの手助けがあるということ。大きな災害があったときも、水道や電気の専門家もいれば、建築の専門家、インターネットが得意な人もいて、それぞれが自分の得意なこと、できることを集めて力を合わせると、ものすごく大きな力になります。住人本人だけでなく、家族や友人などそれぞれの人脈を生かして、知り合いの業者さんを連れてくるなど、さまざまなネットワークを形成できることもメリットです」
廣田さん自身、東日本大震災が発生したとき、すぐにお隣に声をかけたそうです。というのも、隣に住む若い女性は小さなお子さんと二人きり。夫は職場から帰宅できず、不安のあまり涙を流していました。廣田さんは「声をかけてよかった」と振り返ります。
マンションに住んでよかったと思えるのは、そうした〝心強さ〞を感じたときではないでしょうか。普段、そんなにベタベタした付き合いはなくとも、いざ困難に直面したときに力を合わせられるのは、マンションならでは。
「〝コミュニティ〞というと、『みんながまとまって何かしなければならない』というイメージを持つ方も多いのですが、負担感や義務感を持つ必要はありません。小さなグループがいくつか集まって、ゆるやかにつながっていくものだと捉えるといいですよ。小さなグループというのは、例えばママ友やおやじの会、理事会メンバー、サークル活動などなんでもいいんです。どこか自分の居心地のいいところに属していれば十分。そのメンバーのひとりが別のグループに属していたりしてつながっていき、全体のネットワークができる。コミュニティはそういうものでいい。いざというときにまとまって『みんなで力を合わせよう』というマインドを育てているという感覚でいいと思います」
グループに属していなくても、マンション内でどのような活動が行われているか、知っておくだけでも違うはず。
顔を合わせたときに挨拶を重ねていくだけで、いつしか大きな家族のような一体感がめばえてくる。「やっぱり、好き」と思えるのは、そんな居心地のいいマンションなのかもしれません。

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